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修正型電気けいれん療法(m-ECT)

修正型電気けいれん療法(m-ECT)について

電気けいれん療法(ECT)は、古くから行われてきた治療法の一つであり、全身麻酔薬と筋弛緩薬を使用して、身体的苦痛やけいれんを緩和したものが、修正型電気けいれん療法(m-ECT)です。
具体的には、麻酔薬と筋弛緩薬を静脈注射で投与し、眠られた後に前頭部に電極をあて数秒間電気刺激を与えます。

精神疾患に対する治療法は、一般的には薬物療法が優先されますが、
当院では下記の方を対象にm-ECTを実施しています。

  • 重度の気分障害でうつ状態、そう状態などにある方
  • 自殺企図、希死念慮の強い方
  • 難治性の統合失調症で幻覚妄想、興奮、緊張状態にある方
  • 焦燥を伴う重症の精神病の方
  • 薬の治療作用がみられない方
  • 薬の副作用が強く出るために薬物治療が難しい方
  • 治療に対し拒否・拒薬・拒食等で精神的あるいは身体的な観点から迅速な治療作用が必要な方

安全性について

m-ECTの死亡例は低く数万回に1回程度で、頻度は低いとされています。
事前の検査や医師・精神科の医師の診察を行うなど安全には最大限の配慮を行っています。

副作用について

血圧上昇、頻脈、不整脈:通常実施後数分で消失することがほとんどです。
記憶障害、物忘れ:副作用として多くみられます。数時間から数日で改善することがほとんどです。
頭痛、筋肉痛:程度は軽く適切な治療で改善することがほとんどです

当院での実施について

当院では2012年より施行開始し、治療作用が期待できる方を対象に、医師がモニタリングと呼吸・循環管理をしながら実施しております。 原則入院にて週に2~3回、3~5週間の施行となり、2019年度は502回実施しております。
また、すべての方に効果があるわけではなく、薬物療法を継続する必要がある方の場合がほとんどです。
他の医療機関で治療中の方は、主治医の先生からの紹介にて実施となり、治療終了後は元の医療機関へ戻ります。
m-ECTをご希望の場合やご不明な点は、医療福祉相談室にて承ります。